令和7年度地域別最低賃金額改定

みなさんこんにちは。
8月上旬、中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられ公表されました。
改定の目安はランクごとに分かれており、以下のようになっています。

今後は各地方最低賃金審議会で調査審議の上、地域別最低賃金額を最終決定することとなりますが、目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は1,118円となり、ついに全都道府県の最低賃金が1,000円を超えることになるようです。
2020年の福岡県の最低賃金が時間額で842円だったことを考えると、近年急速に引き上げ率が上昇しているように感じますね。

私たちの業界においても、7月31日に開かれた審議会で、福岡県の外国人技能実習生が全国で初めて最低賃金の引き上げを求める意見陳述をしたことで話題になっていました。
技能実習生・特定技能人材を受入れている企業様におかれましても、社内の賃金改定などに影響するため関心を持たれている方も多いのではないでしょうか?
新しい最低賃金は10月・11月頃から適用となる場合が多く、これから新規で外国人材受入れや後輩実習生受入れの話を進めていく場合も、事前に改定後の最低賃金を見込んだ給与条件の設定が必要になってくるということになります。
アイアン協同組合ではこのような制度や人事労務情報などを共有しつつ、企業様と一緒に考えながら支援を行っています。
引き続き、随時の情報収集と発信を行う予定をしていきますので、外国人材受入れにご活用いただければと思います。